本Webで紹介している赤シソ色素、アカキャベツ色素は日農化学工業(株)の製品ですが、その原料産地である北海道のグループ会社(鹿遠産業(株))に先週行ってきました。

当研究所はグループ会社の一員として、より色素量が多い、使いやすい品種の育種の開発に参画しており、今回はその生育調査でした。

本来であれば5月、6月と調査やフィールドワークの予定がありましたが、COVID-19の影響で埼玉県にある弊社と北海道にあるグループ会社…ということで見送りが続いており、なんとか今回の調査にこぎつけました。

なにせ、ここを逃すと次は来年―年1作なので―になってしまうので大変です。ただでさえ植物の育種はとても時間がかかる根気がいる作業です。

加えて土地に応じた栽培適性を見極めていかなければなりません
ー昨今の地球温暖化の影響も見過ごせません―
更に、途中までうまく育っていても台風や大雨で全てダメになってしまうこともあります。

このようにいろいろ難関がある中で、私たちは20年以上このような取り組みをこつこつと続けています。それ故に私達が作った天然色素・エキス製品には絶対の自信をもっています。また、おかげさまで国内で赤シソ色素、エキスを手掛けている企業として知って頂けるようになりました。

8月には今度は収量調査に向かう予定です。COVID-19が収束に向かってくれるといいのですが…。

 

(上写真)試験圃場です。実際にはこの何倍もの面積で赤シソを栽培しています。