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コウリャン色素

名称 コウリャン色素/ Kaoliang color
概要 本品は、コウリャン(Sorghum bicolor (L.) Moench (Sorghum nervosum Besser ex Schult. & Schult.f.,Sorghum vulgare Pers.))の実及び殻から水、含水エタノール若しくは酸性含水エタノールで抽出して得られたもの又はアルカリ性水溶液で抽出し、中和して得られたものである。デキストリン又は乳糖を含むことがある(第9版食品添加物公定書)。
INS No. なし E No. なし
色調 褐~黒色 染着性
溶解性(水) 溶解性(油) ×
耐熱性 耐光性
金属の影響 タンパクの影響
分類 既存添加物/食品添加物公定書
特徴 中性~アルカリ性で安定/耐熱性・耐光性強い
ニチノーカラー  
食品への表示例 コウリャン色素、キビ色素、フラボノイド、フラボノイド色素
使用基準 本品は以下の食品には使用できません。1.こんぶ類、食肉、豆類、野菜類、わかめ類(これらの加工食品は除く)。2.鮮魚介類(鯨肉は除く)、茶、のり類

来歴

コウリャン(高粱)はイネ科の1年草で、モロコシとして知られている穀物です。日本ではあまりなじみがありませんが、キビの一種としてタカキビ(高黍)として栽培されています。また穀物としては乾燥に強くイネや小麦が育たない地域でも育つことから、小麦、イネ、トウモロコシ、大麦に次いで第5位の生産面積を占めています。種子が雑穀として粥や団子にされたり、酒(白酒)の原料としても使用されます。


特徴

 コウリャン色素は種子や殻から水や含水エタノールで抽出して得られた、褐色から黒色を呈する色素です。主成分は果実や野菜類には見られないアントシアニジンの一つである橙黄色のアピゲニニジンと橙色のルテオリニジンで、中性~アルカリ性でも安定である特徴があります。また染着性にも優れており、布の染色にも用いられています。用途としては製菓・製パンや菓子、水産加工品などに使用されています。


株式会社鹿光生物科学研究所ではコウリャン色素を用いた食品の着色について、これまでに培った様々な知見をもとに、お客様のご要望に沿った色彩の食品開発を支援しております。色調や安定性など、食品の色に関することはなんでもお問い合わせ下さい。

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