ポップコーンの着色は一般的に、膨化させたコーンに着色した糖液をからめて着色する方法がとられており、この方法では味が一率に甘くなるという欠点があります。
ここで行った方法は、加熱ポップ時に使用するオイルに予め着色して、着色したオイルによりポップコーンの着色を行う方法です。油溶性色素及び水溶性色素を油溶化した製剤を用いて着色することで、通常のポップコーン製造工程の中で生産できます。
写真は、左からクチナシ青色素、トウガラシ色素、クチナシ黄色素、アカダイコン色素、クロロフィルで着色したポップコーンです。なおクロロフィルによる着色は、光による退色が早いため、ポップコーンをスーパーで販売するような形態には向いていません。
株式会社鹿光生物科学研究所では食品の着色についてこれまでに培った様々な知見をもとに、お客様のご要望に沿った色彩の食品開発を支援しております。写真に関すること、色調や安定性など、食品の色に関することはなんでもお問い合わせ下さい。
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