アサリのような貝類はたんぱく質が豊富な食材です。また佃煮は一般的には調味液で煮締めて作られるため、調味液に色素を添加して煮ながら着色するのが適当と考えられます。
 どのような色に着色するかにもよりますが、黄色系の色素としては色調や染着性の点からクチナシ黄色素が適しています。また赤色系の色素としてはベニコウジ色素が適しています。
 写真は左上が無着色、2番がクチナシ黄色素、3番が水溶性アナトー、4番~6番がクチナシ黄色素とベニコウジ色素の割合を変えて着色したものになります。

株式会社鹿光生物科学研究所では食品の着色についてこれまでに培った様々な知見をもとに、お客様のご要望に沿った色彩の食品開発を支援しております。写真に関すること、色調や安定性など、食品の色に関することはなんでもお問い合わせ下さい。

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